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学校音楽教育は人生に何をもたらしたか?
アンケート結果発表その3【音楽科教育は必要か】

学校音楽教育は人生に何をもたらしたか? アンケート結果発表その3【音楽科教育は必要か】

今日の授業が子どもたちにとって楽しく充実したものであることは大事ですが、卒業して5年後、10年後……音楽の授業はどのような意味を持っているのでしょうか。そこで、編集部は広く一般の方を対象にアンケート調査を行いました。「授業」「課外活動・部活動」「音楽科教育は必要か」の3編に分けて結果を発表します。

アンケート「小学校・中学校・高等学校の音楽の授業について」
対象:日本の義務教育を受けた18歳以上の方
回答方法:Google Forms
回答期間:2024年12月3日~10月31日
回答数:582件
※自由記述は抜粋して紹介します


『教育音楽』編集部

現在の音楽との関わりについて

音楽は好きですか?

1.音楽は好きですか?

あなたの音楽の好き嫌いについて、小学校・中学校・高校の授業や部活動(課外活動)が影響していると思いますか?

2.あなたの音楽の好き嫌いについて、小学校・中学校・高校の授業や部活動(課外活動)が影響していると思いますか?

どの時期の授業・部活動(課外活動)が音楽の好き嫌いに影響していますか?(複数回答可)

3.どの時期の授業・部活動(課外活動)が音楽の好き嫌いに影響していますか?(複数回答可)

現在、音楽に関わる活動をしていますか?(複数回答可)

4.現在、音楽に関わる活動をしていますか?(複数回答可)

音楽科教育について

義務教育( 小学校・中学校 )に音楽の授業は必要だと思いますか?

1.義務教育( 小学校・中学校 )に音楽の授業は必要だと思いますか?

なぜ必要だと思いますか?

523件の回答

・音楽を通して心が豊かになったり、友達とつながったりすることができると思う。

・感性や表現力を身に付けるため。今のような時代だからこそ必要な教科。

・自己表現の一環として、音楽を通して自分の思いや考えを他者に表現するため。

・いろいろな音楽に触れて、感性や心を育てるのは大切だと思う。

・人生を豊かにするため。

・義務教育で音楽に出合う機会がないと、その後の人生で一度も音楽に触れない人もいる。その機会を提供することはこの国の文化レベルを維持するにも必要なことだと思う。

・日本の伝統音楽や文部省唱歌を歌ったり聴いたりすることで、我が国の音楽に触れ、歴史や文化を知るきっかけとなる。

・協力して音楽をつくり上げることや他者との意見交換など、学校の授業でしかできない活動がある。

・コミュニケーション能力の育成。

・団結力を高める。

・情操教育の面だけでなく、世界の人との会話のための教養としても有用ということを実感している。

・5教科だけではリベラル・アーツの人材は育たない。

・リコーダーなどの楽器を演奏することで、音楽の楽しさが広がり創造性を育む助けにつながる。

なぜ必要ないと思いますか?

9件の回答

・プロの音楽家を目指しているわけでもないのに、何のために歌唱やリコーダーのテストなどで点数を付けられるのか理解できない。上記のような教育によって、演奏では「ミスは許されない」、歌唱は「上手くないといけない」という雰囲気が生まれている。

・音楽はもっと自由に楽しむものだと考えているので、音楽の授業は必要ない。

・西洋クラシック音楽崇拝・偏重教師の価値観の強制は百害あって一利なしだから。

「わからない」とお答えになった理由を教えてください。

26件の回答

・知らなくてもそんなに困ることはない学問だと思うし、知りたくなったらいつからでもできる。

・習ったことが生きていると感じたことがあまりない。

・現代ではいろいろなジャンルの音楽が気軽に聴けるような環境で果たして学校教育で行うような音楽が必要か。中学から選択制にしてもよいと思う。

・私自身は美大に通っていたが、芸術科目を統合して児童生徒が自分に合った表現方法を学べたらいいと思う(絵画、ダンス、楽器演奏、歌唱など)。

『教育音楽 冬号 2025.01』「特集Ⅰ 音楽の授業が人生にもたらしたもの」より

アンケート「音楽の授業について」結果発表その1【授業】
アンケート「音楽の授業について」結果発表その2【課外活動・部活動】
アンケート「音楽の授業について」結果発表その3【音楽科教育は必要か】

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